男性育休って何?
細かい話はいいから要点だけ知りたい…。
こんな悩みにお答えします。
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育休の概要ってわかりづらいですよね。ざっくりと要点だけ知りたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、男性育休を取った当サイト管理人が育休のポイントをできるだけ分かりやすくお伝えします。
男性育休を5分で解説
男性育休の概要は以下の6つのポイントを押さえておけば大丈夫です。
男性育休のポイント
- そもそも育休ってなに?
- 男性育休の対象者は?
- 男性育休を取得できる期間は?
- 男性育休中の給料は?
- 男性育休を取る方法は?
- 会社に制度がない場合は?
一つずつわかりやすく解説していきます!
男性育休の要点①:そもそも育休って何?
育休(=育児休業)とは、仕事を休業して育児に専念できる制度です。育休は国の法律で定められた制度なので、どの会社に勤めていても対象者であれば育休を取得できます。
育休を取るには、会社に「育休を使いたい」と申し出る必要があります。
男性育休の要点②:男性育休の対象者は?
男性育休の対象者は「1歳に満たない子を養育する労働者」です。あなたが育休の対象者かは、以下のチャートから確認できます。
上記の条件さえ満たしていれば、妻が育休中でも専業主婦でも男性育休を取得できます。
ただ、会社の労使協定によっては雇用されてから1年未満だと育休を取得できない場合もあるので、ここに引っかかる人は確認が必要です。
男性育休の要点③:男性育休を取得できる期間は?
男性育休を取得できる期間は、出産予定日から子供が1歳になるまでです。
この期間内であれば、いつからどれくらい取るかは自由に決められます。
条件次第では期間を延長できる
夫婦ともに育休を取っている場合、「パパ・ママプラス制度」の対象となるため1歳2ヵ月まで延長できます。また、保育園に落ちたなど特別な事情がある場合は2歳まで延長できます。
男性育休の要点④:男性育休中の給料は?
育休中は会社からの給料が出ない代わりに、国から育児休業給付金を受け取れます。育児休業給付金の支給額は、手取り計算で育休前の80%相当分です。
注意
育児休業給付金は育休に入ったらすぐに受け取れるわけではありません。
また、ボーナスの補助はありません。
育休中のお金と期間については下の記事で詳しく解説しています。ここでは書き切れない細かい内容にも触れているので、ぜひチェックしてみてください。
【男性育休】いつから取得できる?給料はどうなる?取得期間とお金について解説
男性育休の要点⑤:男性育休を取る方法は?
男性育休は簡単な3ステップで取得できます。
育休を取るための3ステップ
- 会社に「育休を取りたい」と伝える
- 育休開始日の1ヵ月前までに「育児休業申出書」を会社へ提出する
- 産後すぐ育休を取る場合は「育児休業対象児出生届」を提出する
会社によって提出する書類に多少の違いがあるようですが、基本的にはこれだけです。
ただ実際のところ、業務の引き継ぎや関係者への挨拶など、手続き以外にも押さえておきたいポイントがあります。
申請書類と関係者への挨拶については以下の記事で詳しく解説してるので、気になる方はチェックしてみてください。
【男性育休の取り方】会社への申請書類はコレ!社内外へ挨拶するポイントも解説
男性育休の要点⑥:会社に制度がない場合は?
育休は法律で定められた制度です。そのため、会社に制度がなくても育休は取れます。従業員から育休の申し出を受けたら会社はこれを拒めません。
また、従業員が育休を申し出たことや取得したことで、解雇などの不利益な扱いをすることも禁止されています。
まとめ:育休のことがわかったら取得するかを夫婦で話し合おう
育休とは | 仕事を休業して育児に専念できる制度 |
対象者 | 以下の2つを満たす人が対象者 ・子供が1歳未満 ・今の会社に1年以上勤めている |
期間 | 出産予定日から子供が1歳になるまで この期間内なら、いつからどれくらい取るかは自由 条件次第では期間の延長が可能 |
お金 | 給料は出ないが育児休業給付金が受け取れる |
取得方法 | 1.会社に「育休を取りたい」と伝える 2.育休開始日の1ヵ月前までに「育児休業申出書」を会社へ提出する 3.「育児休業対象児出生届」を提出する |
ややこしそうに見える育休制度ですが、要点さえ押さえておけば大丈夫です。
制度の全体像がつかめたら、取得するかどうかを夫婦で相談しましょう。
夫婦で検討するべきポイントを以下の記事でまとめていますのでチェックしてみてください。