育児疲れをリフレッシュしたい…自由な時間が欲しい。
そんな時、一時預かりなどの保育サービスってどうなんだろうと気になりますよね。
ただ、以下の理由で利用をためらうこともあるかと思います。
- 保育園の選び方がわからない
- 子供が泣いてしまわないか心配
- 子供のケアの仕方がわからない
便利なサービスだと分かってはいても、最初の一歩はなかなか踏み出しづらいですよね。
我が家も同じでわからないことばかりで不安でしたが、勇気を出して子供を預けることにしました。
試行錯誤の結果、今では「明日保育園に行くよ」と子供に伝えると「やったー」と答える時もあるくらい保育園が好きになっています。
この記事では、そんな我が家が見つけた一時預かりを始める時に気を付けたいことについてお伝えします。
また、一時預かり以外の保育サービスや、ファミリーサポートを検討している方にとっても有益な内容になっていますので、参考にしていただければ幸いです。
1.保育園の選び方
保育園によって預かり方が違う
一時預かりの保育園選びってどの保育園も良さそうに見えて迷いますよね。
そんな時は、アクセスの良さや見学に行った時の雰囲気だけでなく、保育園の受け入れ態勢について調べると参考になると思います。
一時預かりの受け入れ態勢にはさまざまな形態があり、保育園の場合は「一般型」と「余裕活用型」の二つの形態に分かれています。
一般型は、一時預かり担当の保育士さんが必ずいます。また、通常の保育とは別に専用の部屋を用意している保育園もあります。
余裕活用型は、通常の保育の枠に空きがあるときに預かってもらう形態です。
おすすめは一般型
保育園によって預かり方を工夫している場合もあるため一概には言えませんが、制度的に受け入れ態勢が整っていると言えるのは一般型の方です。
担当の保育士さんがいれば目の行き届いた保育が可能ですし、通常の保育とは区切られた場所で過ごせることで子供への負担も少なくて済みます。
保育園に見学に行った際や電話でもいいので、担当の保育士さんはいるのかと、一時預かり専用の部屋はあるのかについて聞いておくと選ぶときの参考になるはずです。
自治体独自のサービスは調べる価値あり
また、自治体によっては一時預かり事業の枠にとらわれない独自のサービスを展開しているところもあります。
0歳のかなり低い月齢でも預けられたり、依頼者の自宅で子供を預かってくれる場合もあるため、気になる方はお住いの自治体のことを調べてみてもいいかもしれません。
2.保育園に慣れるまでの預け方
最初は高い頻度で預ける
我が家の子供が保育園にまだ慣れていなかった頃、保育士さんから「今日はずっと泣いていました」と言われたことがありました。
そう言われると正直胸が痛くなります。罪悪感から子供を預けることを諦めてしまいそうになりますがここが踏ん張りどころです。
保育園に早く慣れてもらうコツは、高い頻度(週1以上)で預けることです。
保育士さんによると、子供は「待っていたら迎えが来た」という経験を忘れないうちに何度も繰り返すことでだんだんと保育園に慣れていくそうです。
週1以上の頻度で預けることで、迎えが来ることを学習しやすくなります。しだいに保育園で落ち着いて過ごせるように変わっていくはずです。
預ける時間は短くする
また、この慣らし段階では預ける時間を1時間程度にして、子供の不安感をできるだけ抑えるようにした方がうまくいくと思います。
時間帯はミルクやおやつのタイミングに合わせるなど、子供が暇にならない工夫をしたほうが過ごしやすいかもしれません。
迎えに行ったときに保育士さんから「お子さん楽しそうに遊んでましたよ!」と言われたら保育園に慣れてきたと考えていいと思います。
そうなったら少しずつ預ける時間を延ばしていきましょう。
預けるときに泣いてしまうのはある程度しょうがないことかも
保育園に慣れてきても、預けるときに泣いてしまうことがあります。
この場合、
- 保育園がイヤで泣いている
- 親と離れるのがイヤで泣いている
このどちらなのかを見定める必要があると思います。
前者の場合は、保育士さんとの相性が良くなかったり、お友達と何かあったりしないかなど理由を探してみましょう。
後者の場合は、子供にとっては親が一番なのは当たり前なので泣いてしまう気持ちはわかります。ただ、それに付き合い続けていては親はいつまでたっても休めません。
時には親の休憩を優先することも大切
保育士さんが言うには、親の姿が見えなくなった途端ケロっと泣き止んで遊び始めることが多いようです。
ですので「わかったよ。一緒にいたいよね。でも保育園も面白いところだよ。少しの間遊んでいてくれたら必ず迎えに来るからね」
など子供の気持ちに共感したうえで後で迎えに行くことを説明しておけば、泣くこと自体はあまり気にする必要はないと思います。
3.子供への伝え方
これからすることを言葉にして伝える
実感としては、この伝え方が子供を預けるうえで一番重要だと感じています。
保育園のことを子供にどう伝えるかについてです。具体的な伝え方から説明します。
預ける前日や2日前から保育園のことを伝えます。
気持ちの準備ができるように「明日保育園に行こうね」「〇〇先生と遊ぶの楽しみだね」などと話しておきましょう。
保育園に着いたら「楽しそうなおもちゃがあるね」「少し遊んで待っててね」「おやつを食べ終わったら迎えに来るね」などと話します。
子供にそんなことを言っても意味がないのではと思われるかもしれませんが、大人が思っている以上に子供は言葉の意味を理解しているようです。(参考:Early Language Learning and Literacy: Neuroscience Implications for Education)
細かい意味までは分からなくても「明日は何かいつもと違うことがあるんだ」「保育園はおもちゃで遊べるところ」などと感じているかもしれません。
ごめんねはNG
伝える時の雰囲気も重要です。子供が保育園に良いイメージを抱けるように必ず笑顔で明るく話しましょう。
避けた方がいいことは「ごめんね」「保育園嫌い?」「我慢してね」といったネガティブな言葉を使うことです。
子供が「保育園は辛い場所なんだ」「あやまられるようなひどいことをされているんだ」と感じてしまう可能性があり、そうなるといつまでたっても保育園に慣れてくれません。
子供は親のことをよく見ています。
親が先導役となり、保育園は楽しい場所と感じられるように笑顔で楽しく話しかけることが大切だと思います。
迎えの時は子供の気持ちを受け止める
また迎えに行ったときに泣いていた場合は「寂しかったんだね、会いたかったんだね。パパも会いたかったよ」「待っていてくれてありがとうね」
など子供の気持ちを代弁しながら受け止めてあげると泣き止みやすいと思います。
泣かれると心配になりますが、利用を避けた方がいいほどに泣いていたりする場合は保育園から指摘があるはずです。
保育士はプロですし泣いている子供の対処には慣れていますから、過度に心配しなくても大丈夫だと思います。
まとめ
私たち現代の親は、家事や育児、仕事と慌ただしい日々を送っています。
日本財団×「変えよう、ママリと」が行った調査によると、 育児中の親の60%が育児からくる心身の負担を一定以上感じているそうです。
時間がいくらあっても足りない生活の中で、どうにかゆとりを確保するためにも保育サービスは上手に活用したいところですね。
この記事が育児で大変な方々の休息に少しでも貢献できれば幸いです。