この記事では、抱っこ紐を卒業する時期と抱っこ紐を選ぶときに検討したいことを紹介します。
簡単なまとめは以下の通りです。
- 約7割の親が2歳未満で抱っこ紐を卒業
- 抱っこ紐を卒業する体重は12kg
- 抱っこ紐は対象月齢よりも使い勝手の良さで選ぶべき
それでは行ってみましょう!
対象月齢はものによってさまざま
抱っこ紐の対象月齢は、ものによって「12ヵ月」から「48ヵ月」までかなりばらつきがあります。
初めて抱っこ紐を買う方は何を基準に選べばいいのか迷うのではないでしょうか。
そこでこの記事では、実際のところ【何歳まで・何kgまで】抱っこ紐を使うのかをデータや実体験をもとに紹介していきます。
記事の後半では、抱っこ紐の選ぶときに検討したいこともお伝えしますのでぜひ最後までお読みください。
抱っこ紐選びや卒業時期を判断する参考にしていただければ幸いです。
主な抱っこ紐メーカーの対象月齢一覧
下の表は主な抱っこ紐の対象月齢・体重を一覧にしたものです。
商品名 | 対象月齢 | 対象体重 |
エルゴ OMNI360 ADAPT | 0~48ヵ月 | ~20kg |
エルゴ EMBRACE | 0~12ヵ月 | ~11kg |
ベビービョルン ONE kai HARMONY | 0~36ヵ月 | ~15kg |
ベビービョルン MOVE | 0~15ヵ月 | ~12kg |
ベビービョルン MINI | 0~12ヵ月 | ~11kg |
アップリカ コアラ | 0~36ヵ月 | ~15kg |
コニー | 0ヵ月~ | ~20kg |
バラバラですね。同じメーカーの抱っこ紐でもものによって対象月齢が違うことがわかります。
ここからは、実際のところ何歳・何kgまで抱っこ紐を使うのかについて紹介していきます。
何歳まで使う?
何歳まで使うかを知るために、抱っこ紐の卒業時期についての調査を2つ紹介します。
結論を先にお伝えすると、約7割の親が2歳未満で抱っこ紐を卒業していて、その理由は「子供が重たくなったから」です。
1つ目の調査
1つ目の調査は「ナイスベビーラボ」が200名のママパパに行った調査です。(参考:nicebaby-lab)
抱っこ紐の卒業時期についての調査結果はこちら
1歳以上~2歳未満が最も多い結果となっています。
また、2歳になるまでに約7割の親が抱っこ紐を卒業していることがわかります。
卒業した理由は以下の通りです。
1位 子供が重たくなった
2位 持ち運びがかさばって邪魔
3位 自分で歩くようになった
2つ目の調査
2つ目の調査は「マイナビニュース」が小学生以下の子を持つママ169名に行った調査です(参考:マイナビニュース)
抱っこ紐の卒業時期についての調査結果はこちら
この調査でも1歳以上~2歳未満が最も多く、2歳になるまでに約7割の親が抱っこ紐を卒業しています。
卒業した理由は、
1位 子供が重たくなった
2位 自分で歩くようになった
3位 子供が抱っこ紐を嫌がった
と、こちらも「ナイスベビーラボ」と似た結果となりました。
別々に行われた調査にも関わらずほぼ同一の結果が得られたことから、2つの調査の信憑性は高いとみて問題ないと思います。
まとめ
- 1歳以上~2歳未満の間に卒業する親が最も多い
- 2歳未満に卒業する親は全体の約7割
- 卒業理由は「子供が重たくなった」が1位
つまり、対象月齢は~24ヵ月かそれより少し低いくらいでも問題ないということになります。
何kgまで使う?
多くの親が重たさを理由に抱っこ紐を卒業することが分かったので、今度は具体的に何kgまで使うのかを調べたいと思います。
下の図は日本人の赤ちゃんの平均体重です。(参考:平成22年乳幼児身体発育調査報告書)
抱っこ紐の一般的な卒業時期にあたる2歳児の平均体重は【男子12kg・女子11.4kg】なので、12kgになる前に抱っこ紐を卒業する親が多いことがわかります。
「kosodate LIFE」が行った調査でも、子供の体重が12kgになるまでに約9割の親が抱っこ紐を卒業していることがわかっています。(参考:kosodate LIFE)
つまり、対象体重は~12kgあれば十分ということになります。
我が家が抱っこ紐を卒業した時期
我が家が抱っこ紐を卒業した時期は【1歳8ヵ月・体重11kg】の頃でした。上の調査通りの時期に卒業しています。
理由も同じで「子供が重たくなったから」でした。11kgの子供を抱えて動き回るのは男の私でもしんどかったです。
実感としては、10kgを超えたくらいから急に重たくなった気がします。抱き上げるだけでズシッと重さを感じるようになりました。
また、子供が歩きたがるようになったことも抱っこ紐を卒業した理由の一つだったと思います。
抱っこ紐を卒業してからは、ベビーカーでお出掛けすることが多くなりました。
抱っこ紐の選ぶときに検討したいこと
抱っこ紐に何を求めるかは人それぞれです。
・長く使いたい
・肩や腰への負担を少なくしたい
など人によって優先することは違います。また、子供の人数や夫婦兼用で抱っこ紐を使うかによっても優先順位は変わってくると思います。
ここからは私が思う抱っこ紐を選ぶときに検討したいことをお伝えします。そんな考えもあるのか程度で読んでいただければ幸いです。
サッと使える抱っこ紐
抱っこ紐の選ぶときは、対象体重やクッション性だけでなくサッと使える抱っこ紐かどうかを検討した方がいいです。
この視点はかなり大切だと思っています。
抱っこ紐によって使い勝手は違う
対象体重が高い抱っこ紐は長く使えるメリットがありますが、反面使い勝手では対象体重が低い抱っこ紐に劣りがちです。
例えば、対象体重12kgのベビービョルンMOVEはリュックを背負ったままでも赤ちゃんを出し入れ可能ですが、
対象体重20kgのエルゴOMNI360はリュックを降ろしてからでないと赤ちゃんを出し入れできません。
コートでも同じで、MOVEはコートを着たままでも赤ちゃんを出し入れできますが、OMNI360はコートを脱いでからでないと赤ちゃんを出し入れできません。
実際に両方を使ってみるとよくわかりますが、この差はめちゃめちゃ大きいです。
私のおすすめは「ベビービョルンMOVE」
記事の前半で紹介した通り、子供の体重が12kgになる前に多くの親が抱っこ紐を卒業します。
なので、対象体重の性能はほどほどにしておいて、それよりも使い勝手の良さで抱っこ紐を選んだ方が育児がラクになると思います。
私がおすすめする抱っこ紐は、先ほど挙げた「ベビービョルンMOVE」です。
MOVEの詳しいレビューは下の記事にまとめてありますのでぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
ここまで、抱っこ紐を使う時期と抱っこ紐の選び方を書いてきました。
抱っこ紐は毎日使う育児グッズなので慎重に選びたいですよね。
最近は各メーカーから新しい抱っこ紐が発表されているので、いろいろと手に取ってみるといいかもしれません。
この記事が抱っこ紐選びや卒業時期の判断の一助になれば幸いです。