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育児全般

一時預かり(一時保育)を利用してわかったメリット・デメリット

一時預かり(一時保育)を利用してわかったメリット・デメリット

我が家は、夫(私)・妻・子供の3人暮らしです。両親は遠方に住んでいるので基本的に夫婦のみで育児をしています。どこにでもいる一般的な核家族世帯です。

家事育児や仕事に追われる日々ですが、子供の笑顔に癒されながらなんとか過ごしています。

ただ、忙しさのあまりなかなか自由な時間が持てなくてイライラしてしまったり、疲れてやる気が出なかったりする日もあります。

「少しの時間でいいからのんびりさせてほしい」
育児中の親であれば誰しもこう思うときがあるのではないでしょうか。

そんな時我が家では、自治体の一時預かりを使ってリフレッシュをすることにしています。

この記事では、実際に一時預かりを使ってみてわかったメリット・デメリットについてお伝えします。

一時預かりなどの保育サービスを検討されている方や、育児疲れで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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一時預かりは親の健康や育児の質に寄与する

冒頭でも書いた通り、仕事や育児で休むことなく活動していると身体のどこかに無理が生じます。

そこで、夫婦だけで育児を抱え込むのではなく、一時預かりに子供を預けてリフレッシュをすることにしました。

その結果、心身の健康を取り戻すことができただけでなく、時間にゆとりが生まれたことで育児の質の向上にもつながりました

子供と笑顔で向き合える時間が増えた

意外だったのは、気持ちの面での変化も大きかったことです。育児を負担に感じることが減り、子供と笑顔で向き合える時間が増えていきました。

ここからは、なぜこんな変化があったのかを具体的なメリット・デメリットとともにお伝えします。

4つのメリット

1.育児疲れを癒せる

私たち育児中の親にとって睡眠不足は悩みの種ですよね。

保育サービスに子供を預けることで誰にも邪魔されずに昼寝ができますから、睡眠不足を解消することができます。

慌ただしい毎日で育児疲れやストレスを抱えやすい私たちにとって、心置きなく昼寝ができることほど魅力的なものはそうそうありません。

育児の質の面でも、寝不足のままで育児を続けてイライラしてしまうよりは、誰かに子供を預けてリフレッシュしたほうがより質の高い育児につながるとされています。(参考:「平成10年版厚生白書」

休みたいときに休めると思えること自体がメリット

また、休憩時間を自分の意志で決められることもメリットだと感じました。

育児中は子供が寝ているタイミングに合わせて休憩をするのが一般的かと思います。ただ、この休み方では心身を十分にリフレッシュさせることはできません。
時間が限られているうえに、いつ起きるかもわからない子供を頭の片隅で意識してしまうため、落ち着いて休めないのが実情かと思います。

これを言い換えるなら、休憩についての主導権を自分以外の人に24時間握られている状況です。それがたとえ我が子であったとしてもストレスを感じて当然な状況です。

月に1回でもいいので休む時間を自由に決めることができれば、自分にも主導権があるんだと感じることができ、気持ちにゆとりが生まれます。

2.自由な時間が確保できる

休むだけではなく、家事や用事を済ませたり、趣味をしたりと自由に時間を使うことができます。

自由な時間を持てずにいると、ちょっとしたことでイライラしたり、育児をおろそかにしてしまいがちです。

育児でうつになってしまう方もいる昨今、自由な時間を確保することは私たちが思っている以上に身体が必要としていることなのかもしれません。

保育サービスが子供の成長に与える影響

ただ、保育サービスは子供の成長に悪い影響があるのではと気にされる方もいると思います。

これについては、アメリカの研究機関が1000人以上の子供の成長過程を追跡し、保育サービスが子供にどのような影響を与えるのかについての調査結果を出しています。

結果は、生まれてから幼児期までの間に母親のみに育てられてきた子供と、母親以外にも育てられた子供では発達に差がないというものでした。少なくとも悪い影響があるという調査結果は出ていません。(参考:保育の質と子供の発達 NICHD

これだけ大規模な調査でも保育サービスに悪影響はないと結論付けていますから、過度に心配しなくても大丈夫だと思います。

3.保育士に相談できる

育児でわからないことがある時は、本やネットで解決策を探すと思います。
ただ、良い解決策が見つからなかったり、見つかったとしても実行に移すのが難しい場合もあります。

そんな時に保育サービスを活用していれば、経験豊富な保育士さんに相談ができます。

人によっては、ちょっとした雑談から育児方法の悩みまで話を聞いてくれます。実際に子供の様子を見てもらいながら話せるのも良い点です。

育児のプロである保育士さんの意見は非常に心強く、我が家もさまざまな助言をいただけて助かっています。

4.子供にとって良い刺激になる

親以外の人と接することは、子供にとって貴重な経験です。

最初のうちは保育士さんや別の子供に人見知りがあるかもしれません。

ですが、何度か通ううちに保育士さんと手遊びをしたり、別の子供ともコミュニケーションを取ったりして打ち解けていきます。

こういった非日常的な体験は子供の五感に良い刺激を与えます。

また、同じおもちゃであっても人によって遊び方が違うため、多様な価値観に触れる機会にもなります。

メリットまとめ

これまでのメリットを簡単にまとめると、

自由な時間が確保できるので、親の心身の健康に寄与します。

また、親がリフレッシュしたり保育士さんと交流することで、育児の質が上がります。

実感としては、冒頭でも書いた通り精神的なメリットが特に大きく、休みたくなったら休めるんだと思えることで、気持ちにゆとりが持てるようになりました。

子供を預けることは人間の自然な姿

人間は本来、集団生活の中で育児をすることで乳幼児期などの大変な時期を助け合いながら乗り切ってきたそうです。(参考:アタッチメント(愛着)形成と、保育の役割

そのため、誰かに子供を預けることは人間の自然な姿といえます。

ただ、祖父母などに頼ることのできない家庭は増えてきています。
核家族化が進む現代においては、保育サービスが新たな助け合いの場なのかもしれません。

メリットは以上となります。続いてはデメリットです。

3つのデメリット

1.お金が掛かる

これが一番のデメリットだと思います。

余計な支出はしないに越したことはありません。

ただ、保育サービスが余計な支出かどうかは一度冷静になって考えた方がいいと思います。

数字だけを見てアレルギー反応のように拒否するのではなく、そのお金で何が買えるのかに目を向けてみましょう。

保育サービスの価値はそれぞれの家庭によって違う

メリットでまとめた通り、保育サービスは「親の心身の健康」と「育児の質の向上」の両方に寄与します。

祖父母などに子供を預けることができる家庭には必要がないものかもしれません。
ただ、我が家のように夫婦だけで育児をしている家庭やひとり親世帯にとっては、価値ある支出と言えるのではないでしょうか。

料金は自治体によってさまざまですが、大体1時間500円前後だと思います。数百円で健康が買えると考えれば、破格の安さだと私は感じています。

2.慣れるまで時間が掛かる

保育サービス中は親から離れてしまうため、子供は不安を感じてしまいます。

不安感を可能な限り和らげられるように、最初の数回は1時間だけにして少しずつ慣らしていった方が無難です。

ただ、一度慣れてしまえば0歳児であっても自分から率先して遊ぶようになります。
慣らし期間さえ終えてしまえばこのデメリットはなくなるでしょう。

3.子供がかわいそう?

子供を保育サービスに預ける親は愛情が薄いのでは?自分勝手じゃないのか?という疑問を持たれる方もいるかもしれません。

価値観は人それぞれなのでさまざまな見解があって然るべきだと思います。

ただ、厚生省の育児に対する見解は、保育サービスを推奨するものとなっています。
「平成10年版厚生白書」では、子育ての過剰な期待や責任から母親を解放させることが望ましいとして、保育サービスなどで気分転換を図ることでより豊かな心で子どもと接することができるとしています。

私もこの見解に賛成です。母親父親問わず、親である責任を過剰に背負うのではなく、少し肩の力を抜いて誰かに任せられることは任せてしまった方がうまくいくと考えています。

まとめ

長くなりましたがメリット・デメリットについて書いてきました。

ここ数年、我が家のように一時預かりをリフレッシュ目的で利用する家庭が増えてきているようです。一時預かりや一時保育は民間の保育サービスよりも格段に安く、時間も短時間から依頼できるため使い勝手の良い制度だと思います。

なお、一時預かりや一時保育の利用方法は自治体によって異なります。詳しく知りたい方はお住まいの自治体のホームページを調べてみてください。

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