この記事では、パパが寝かしつけをするメリットとコツを紹介します。
メリットの簡単なまとめは以下の通りです。
- 赤ちゃんとの信頼関係が築ける
- ママの負担を減らせる
- 育児への自信がつく
この記事はパパ目線で書かれています。これから寝かしつけにチャレンジしてみたいパパや、寝かしつけに困っているパパにも参考になるはずです。
パパが寝かしつけをするメリット
最初にパパが寝かしつけをするメリットを紹介します。
寝かしつけを始める前にメリットを知ることでモチベーションの維持につながるはずです。
赤ちゃんとの信頼関係が築ける
寝かしつけはパパと赤ちゃんとの距離をグッと縮めることができます。
赤ちゃんと2人きりの時間が増えるのでパパのことをしっかりと認識してくれます。また、スキンシップの機会も増えるので赤ちゃんとの親密度も上がります。
こうした互いのぬくもりを感じられる時間を過ごすことで、しだいに赤ちゃんとの信頼関係が築かれていきます。
ママの負担が減る
パパが寝かしつけをすることで、ママの育児負担を減らせます。
「ママリサ~いまどきママリサーチ~」が行った調査によると、3歳未満の子を持つママの約7割が寝かしつけにストレスを感じています。
調査結果をさらに見ると、寝かしつけについて"すごく"ストレスだと感じているママが19.1%もいることから、その負担の重さがわかると思います。
パパが寝かしつけをすることでそんなママの負担を減らすことができます。
添い乳をしなくても寝られるようになる
寝かしつけのたびに添い乳をしていてはママの負担が増えるばかりです。
パパが寝かしつけをすることで、授乳と睡眠を自然な流れで切り離していくことができます。
添い乳が癖になっている赤ちゃんをパパが寝かしつけようとする場合、最初は大変かもしれません。ただ、一度ルーティンができてしまえばパパでもスムーズに寝かしつけができます。
また、授乳と睡眠を切り離すメリットはママの負担を減らせるだけでなく、いずれやってくる卒乳の準備にもなります。
赤ちゃんと二人で出かけられる
寝かしつけができると赤ちゃんと二人で出かけやすくなります。
外出先で赤ちゃんが眠くなっても自分の胸で寝かせられるので対応にそれほど困りません。
パパと赤ちゃんが出かけることでママの自由時間を確保できるメリットもあります。
人生が豊かになる
寝かしつけに限ったことではありませんが、育児に積極的に関わることで人生が豊かになります。
赤ちゃんは四六時中親である自分を必要としてきます。そんな赤ちゃんからの要求に応え続けることは簡単ではありません。
ただ、苦労しながら育児をしていく中で育まれた赤ちゃんとの信頼関係はかけがえのないものです。
積極的に育児をし続けることで、仕事では決して得ることのできない充実感や幸福感を感じられるはずです。
パパが寝かしつけるコツ
寝かしつけの方法は家庭によってさまざまです。
【抱っこをする or しない】
【トントンの場所は背中 or お尻】
など正解はありません。
ですので形式にこだわるよりも、それぞれの家庭のやりやすい方法で寝かしつけをした方がうまくいくと思います。
とはいっても、何のあてもなく寝かしつけをしても失敗してしまうだけです。
そこでここからはパパの寝かしつけが成功しやすくなるコツを紹介します。
まずはママの真似をする
赤ちゃんはいつもと一緒が大好きです。寝かしつけもいつもと同じ流れを好みます。
ですので、まずはママのやり方をそっくり真似してみましょう。確認したい項目は以下の通りです。
確認したい項目
- 抱き方(手を添える場所など)
- トントンの場所とリズム
- どんな声をかけているか(声のトーンやペースも確認)
- 身体の揺らし方
- 赤ちゃんが寝たあと、抱っこから降ろすタイミング
- その他気を付けていること(自分の心臓の音を聞かせるように抱いているなど)
上記の項目をママにチェックしてもらってOKが出たらそれで問題ありません。
その他パパへの注意点として、赤ちゃんが泣いて暴れたとしても力で無理やり押さえつけないように注意してください。
どんなときもやさしく包み込むように抱っこすることを意識しましょう。
夜の寝かしつけが成功しやすい
寝かしつけにチャレンジするタイミングは夜がおすすめです。
赤ちゃんの眠気が一番強い時間帯なので、昼寝に比べて寝かしつけやすくなっています。
寝かしつけの最中はママには別の場所に行ってもらう
寝かしつけを始めたらママには別の場所に行ってもらいましょう。
ママがそばにいると赤ちゃんは「なんでママが抱っこしてくれないの」と混乱してしまいます。
なおかつ、パパはママに交代して欲しくなり、ママにしても「やっぱり私がやるから変わって」と言いたくなってきます。
ママがそばにいても誰も得をしません。寝かしつけの最中はパパと赤ちゃんの2人きりになりましょう。
【最重要】あきらめない
泣かれてもあきらめてはいけません。
最初のうちはなかなか寝ないと思いますが、いずれ必ずパパの寝かしつけを受け入れてくれるときがきます。
それまでは赤ちゃんとの我慢比べだと思って、あきらめずに根気強く続けましょう。
「ママがいい」で折れない
先にも挙げた通り赤ちゃんはいつもと一緒が大好きです。
普段の寝かしつけ担当がママなのであれば、赤ちゃんは必ず「ママがいい!」と泣きます。
ただ、ここで折れてしまうと赤ちゃんは「やっぱりパパじゃダメなんだ」と学習してしまい、余計にパパを拒否するようになってしまいます。
そうならないためにも、「赤ちゃんがどれだけ泣いても自分が寝かしつける」くらいの覚悟を持って寝かしつけにチャレンジしましょう。
男だからという苦手意識を捨てる
男性にできない育児はありません。
唯一男性は母乳をあげられませんが、ミルクで代用できます。
もし「オレは男だから育児はちょっと…」という意識を持っているのであれば、今すぐにきっぱりと捨ててしまいましょう。
男性が育児を苦手に感じる原因の一つに、知識の少なさがあると思います。
ただ、今はネットでなんでも調べられますし、有益な育児情報を配信してくれるアプリもあります。
例えば下記の「パパninaru」はさまざまな育児情報を無料で配信しています。
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自分から育児について調べることで赤ちゃんへの対応法がわかってきます。しだいに苦手意識がなくなっていくはずです。
ルーティン化させる
予定を決めて定期的にパパが寝かしつけできるようにしましょう。
継続することで寝かしつけの成功率が上がっていくはずです。
また、〇曜日はパパ担当など事前に予定が決めることで、ママのスケジュール調整がしやすくなるメリットもあります。
まとめ
ここまでパパが寝かしつけをするメリットとコツについて書いてきました。
寝かしつけができるようになるとパパの自信になりますし、ママからも頼りにされるはずです。
最初はとことん泣かれるかもしれませんが、ほとんどのパパが通る道なのでしょうがないと思って頑張りましょう。
世の中的には約半数のパパが子供を寝かしつけられるようです。(参考:「ママリサ~いまどきママリサーチ~」)
これを多いと取るか少ないと取るかは人それぞれですが、せっかくチャレンジするのであれば「たくさんのパパがやってるんだ、オレも頑張ろう!」と前向きに受け取れるといい気がします。