育児に慣れていないと赤ちゃんが泣いたときの対応に困りますよね。うまく対応できずに妻を頼りにしてしまうパパも多いと思います。
今回はそんな育児に不安を抱えるパパのために赤ちゃんが泣いたときの基本的なフローチャートを作りました。
私は専門家ではありませんが、我が子が新生児のころからワンオペ育児をやってきたので、その経験を活かした対応策をパパの気持ちや苦労をふまえながら紹介していければと思います。ぜひ参考にしてみてください!
私について
子供が生まれてすぐに育休を取得。現在は仕事に復帰して育児との両立を図っています。この記事はそんな二足のわらじをはいている人の視点でお伝えします。
赤ちゃんは不快感を覚えると泣く
赤ちゃんは何らかの不快感を覚えたときに泣きます※1。ですので、赤ちゃんが泣いたら「何が不快なのか」をチェックして、その不快感を取り除いてあげれば泣き止んでくれるはずです。
赤ちゃんが泣く主な理由
- 空腹
- 眠い
- おむつが汚れている
- 暑い、寒い
逆に言うと、どれだけ頑張ってあやしても不快感がそのままだといつまでたっても泣き止んでくれません。まずは冷静に原因を突き止めることが大切です。
上記の理由以外にも退屈で泣くことも多い気がします。大人と一緒で、何もせずにボーっとしていると飽きてしまうのかもしれません。
泣いたときのフローチャート
赤ちゃんが泣いたときに私がいつもやっている対応をチャートにしてみました。
なかなか泣き止まずに何度もループすることもありますが、このチャート通りに進めていけばおむつ交換やミルクなど基本的なお世話を忘れることはないはずです。
不快感さえ取り除いてあげればいずれ泣き止むので根気よく頑張りましょう!
泣き止ませるときのコツ
頑張ってあやしてもなかなか泣き止んでくれない…という方もいると思います。そこでここからはお世話をするときのちょっとしたコツを紹介していきます。
どのコツも私が実践して「使える」と感じているものばかりなので、ぜひ日々のお世話に取り入れてみてください。
食事や睡眠のスケジュール管理はアプリを頼る
子育てのスケジュール管理ってわりと手間ですよね。ミルクをあげる時間や起床時間など把握しておくポイントは多くあります。
我が家では「ぴよログ」という育児記録アプリを使ってこうした時間の管理をしていました。このアプリを使えば赤ちゃんの状態が一目でわかるので、今何を要求しているのかが把握しやすくなります。
お世話がやりやすくなりますし、夫婦で記録を共有できるので連携もとりやすくなります。いいことずくめなので取り入れて損はないアプリです。
特に夫婦で一緒に子育てをしている家庭におすすめです。1歳になるまでの期間は重宝すると思います。
ぴよログは以下の記事でくわしいレビューを書いているので参考にしてみてください。
【育児アプリレビュー】記録を共有できるぴよログで育児を効率化。1年間使ったパパの口コミ
お世話に集中する
経験則的な話ですが、急いでいたり気持ちにゆとりがないときほど泣き止みにくい気がします。気が付かないうちに抱き方が雑になっていたり、泣き声に対するレスポンスが遅くなっているのかもしれません。
私の場合、焦ってしまうと「あやしてるのになんで泣き止まないんだ」と自分のしたことを押し付けようする癖があります。このメンタルになったら失敗がずるずると続きます…
うまくいくときのメンタルはこれとは真逆で、「好きなだけ泣きな、いくらでも付き合うよ」と気持ちにゆとりがあってお世話にも集中できているときが多いです。
仕事の考え事をしながらお世話をしているときも失敗が多い気がします。ほかのことを考えているとどうしても赤ちゃんを観察する解像度が下がってしまうのかもしれません。
赤ちゃんをあやすときは自分のやったことを押し付けるのではなく、赤ちゃんの要求をひたすら受け入れていつまででも付き合う姿勢でお世話をしたほうが、結果的に短い時間で泣き止んでくれると思います。
笑顔で接する
笑顔でお世話をすることも大事です。
これは一般的にも知られていることで、親の表情が赤ちゃんに与える影響についてマサチューセッツ大学の研究映像も公開されています。この動画を見れば一目瞭然です。
親が無表情になったとたん、赤ちゃんの様子がおかしくなることがこの動画から確認できます。私自身、お世話に集中するあまり無表情になってしまうことがわりと多いので、意識して笑顔でいるようにしています。
「笑顔でいたいけど仕事と育児でシンドイから無理…」という方は家事や育児を効率化して時間にゆとりを作るのがおすすめです。以下の記事で効率化のコツを紹介しているのでチェックしてみてください。
【パパ育児の効率化ガイド】家事育児の質を落とさずに時短するノウハウまとめ
マザリーズを意識する
赤ちゃんに「○○ちゃんかわいいね~」と話しかけるとき、声のトーンが高くなりますよね。この特徴的な話し方のことをマザリーズと言います。
マザリーズは世界中で見られる人類共通の話し方で、赤ちゃんはこれをとても好むのだそうです※2。うちの子も普通に話しかけるより、「高いトーンで、ゆっくり、抑揚をつけて」話しかけた方が喜んでくれます。
このマザリーズはどんな赤ちゃんにも有効な手段なので、普段と同じトーンで赤ちゃんに話しかけているという人はぜひ意識してマザリーズを使ってみてください。
まとめ:あやすときはフローチャートをチェック
赤ちゃんが泣いたときの対応がわからないと不安ですよね。私も初めて子どもをあやしたとき「何をすればいいかの全体像が知りたい」と強く感じていました。
今回紹介したフローチャートはそんな当時の自分の願いを形にしたものです。シンプルかつ合理的なチャートになっていると思うので、これから子育てを始めるパパやあやし方がわからないパパの参考にしていただければと思います。
- ※1:林隆博.”赤ちゃんはなぜ泣くのか”.(参照2022-03-21)
- ※2:大藪泰."父親の子育てが与える子どもへのプラスの影響".早稲田大学.(参照2022-03-21)